歯を削る道具についてのお話
投稿日:2019年4月8日
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歯科医院では、当然毎日毎日歯を削っています。第一回目の今日は、削るということに関連した話をしてみたいと思います。
まず削るための道具をご紹介します。先端に最も硬いといわれているダイヤモンド粒子がついている、ダイヤモンドポイントというもので削ります。酒井歯科医院ではこのように先が大変小さくなっているものを使用しています。図1参照
図1
酒井歯科医院では『M.I.』という考え方のもと、このような小さなサイズのダイヤモンドポイントを用いて歯を削っています。歯科材料販売業者に一番よくでるダイヤモンドポイントをお借りして並べてみました。一般的なものと比べると非常に小さいサイズであることがわかると思います。(左が当院M.I.用ダイヤモンドポイント、右が一般的なもの)図2参照
図2
さて、先程のM.I.とは何かというと、ミニマルインターベーション(Minimal Intervention)の略です。現在歯科界では『国際歯科連盟』によって提唱された『M.I.』の治療法が大きく浸透してきています。
歯質や歯髄への犠牲を最小限に抑え、本当に悪くなったところだけを削除して修復する治療法です。酒井歯科医院では削る必要のないところは削らない!を常とするべく、このような小さなダイヤモンドポイントを用いています。先の大きいものを用いれば削る時間は短いでしょうが、必ず余分に削ってしまうのです。
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