入れ歯(総入れ歯・部分入れ歯)
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当院自慢の歯科技工士と精密義歯による究極の入れ歯治療
当院は非常に高いこだわりをもって入れ歯治療に取り組んでおります。受診する歯科医院によって入れ歯の満足は天と地の差が出ます。これまで下記のような体験をなさった方にこそ、ぜひお越しいただきたと思っています。
- 本当に入れ歯が上手な歯科医院に診てもらいと思っていらっしゃる方
- れまで何度も入れ歯を作ったが満足したことがないという方
- これでもう最後の入れ歯にしたいと思っていらっしゃる方
- 保険診療の入れ歯から自由診療の入れ歯にステップアップしたいという方
入れ歯治療で大切なこと3点 ~入れ歯の上手な歯科医院とは?~
私たちは入れ歯づくりにおいて重要なことは、下記3つであると考えております。この3つがすべて揃っていないと入れ歯治療において患者様が本当に満足のいく結果を出すことは難しいでしょう。入れ歯の上手な歯科医院探しの1つの目安とされてみても良いと思います。
① 腕の良い歯科技工士との連携
歯科技工士とは、入れ歯を制作する職人さんのことです。歯科医師が行うのは型取りまでで、その型をもとに歯科技工士さんが入れ歯を制作します。当然、この歯科技工士さんの腕によって入れ歯の精度は大きくことなりますので、いかに腕の良い歯科技工士と付き合うかという点が本当にぴったり合う入れ歯を作るためには重要なのです。当院では、総入れ歯、部分入れ歯のそれぞれのプロフェッショナル歯科技工士と提携しております。
【総義歯の匠】中込敏夫先生
中込敏夫先生は、全国的にも有名な歯科技工士さんです。総義歯に関する書籍の出版や各種講演会などを全国で行う総入れ歯のプロ中のプロです。一般の歯科技工士では作ることができない超精密義歯の制作も手がけております。
【部分義歯の匠】川島哲先生
川島哲先生も同じく、全国的に有名な歯科技工士さんで、部分義歯に関する書籍の出版や各種講演会などを全国で行っていらっしゃいます。川島先生が制作する部分義歯はその複雑さ、精密さから義歯の精密コンピュータと言われているほどです。
② 歯科医院内に歯科技工所が併設されているかどうか
歯科技工所は、歯科技工士さんが入れ歯を製作したり、出来上がった入れ歯の調整を行うラボのことです。このラボが受診する歯科医院内に併設されているかどうかも入れ歯治療を受診する歯科医院選びには非常に重要になってきます。
入れ歯が壊れた!にすぐ応えられるか
ラボが歯科医院内にあると、入れ歯が壊れた時や調整が必要な時にすぐに対応できます。しかし、ラボがないと外注先のラボに入れ歯を郵送しての対応となるため、調整や修理に数日~数週間かかってしまいます。その間入れ歯はありません。とても不便ですよね。当院ではそのようなことがないよう、ラボを併設し、常駐している歯科技工士もおりますので、即日対応が可能です。
③ 複雑な入れ歯「超精密義歯」にも対応
当院の入れ歯の素材は多種多様で、患者様のニーズに合わせてご提案することが可能です。偏った選択肢ではなく、広い選択肢の中から皆様に適した素材や形状をご提案することができます。
コバルトコーヌスデンチャー
コーヌスデンチャーは、茶筒の原理で歯冠にピッタリ収まる床の無い入れ歯です。「接着しない取り外せるブリッジ形式の入れ歯」と考えてください。コーヌス義歯の取扱い歯科医院は多くありますが、これをコバルトという軽く、劣化の少ない、かつ、修理や人工歯の追加などの改善処置が行える自由度の高い金属で制作できる歯科技工士は日本でも中込敏夫先生しかおらず、現段階では究極の入れ歯と知られています。
ノンクラスプデンチャー
一般的な部分入れ歯では固定具に金属製のバネを使用しますが、見た目が悪いのが難点です。しかしノンクラスプデンチャーは金属を使用しておりませんので、審美性が非常に高いのが特長です。金属のバネがないので目立たず自然な仕上がりで入れ歯をしていのを気づかれません。その特性から特に女性の方に人気な入れ歯となっております。
インプラントオーバーデンチャー
こちらはインプラントを利用して入れ歯を固定する方法です。インプラントの上に入れ歯を連結するための固定具を付けて入れ歯をその上に装着していきます。インプラントは骨に固定されているため、強く咬んでも痛みやズレなどの心配もなく、自身の歯のように食事を楽しむことができます。
金属床
入れ歯の土台となる部分にチタンやコバルトクロムなどの金属を使用した入れ歯です。大変丈夫で破損しにくく、熱伝導効率も良いため食事の際には食べ物の温度をしっかりと感じることができます。
酒井院長が補綴臨床別冊「コバルトコーヌス完全読本」にて執筆しました
これまで沢山の入れ歯治療を行ってきた酒井院長が、補綴臨床別冊「コバルトコーヌス完全読本~超高齢社会に対応する全顎欠損補綴の新たな一手~」の「基礎編」と「臨床編」にて、コバルトコーヌスデンチャーについて執筆致しました。
バイオエコロジカルエステティックデンチャー(総義歯)治療症例
当院おすすめの精密入れ歯「バイオエコロジカルエステティックデンチャー」で、全顎的な咬み合わせを回復した症例をご紹介いたします。
初診時の口腔内
義歯を支える顎の骨の高さがあまりありません。合わない義歯を使用していたため、歯肉が柔らかくなってしまっています。(※義歯をしっかり支えるためには硬い歯肉の方が良いです。)
両側の犬歯だけ残っていましたが、歯周病によってグラグラになっていました。残念ながら、この歯は残せないと判断し、抜歯後に総義歯での治療をご提案いたしました。患者さんの希望により、当院の最高システムで作製するバイオエコロジカルエステティックデンチャーで咬み合わせの回復治療を開始しました。
上下治療義歯の製作の様子
治療用義歯は、新義歯が完成するまでの間の審美的回復はもちろん、咀嚼時の口腔内の筋肉の動きを正確に模型に起こすためや精密な型取りをするための道具としても使います。
また、上下の咬み合わせの高さが適切であるかも確認できます。さらに、合わない義歯を長期間使用していると咬み合わせの高さが低くなってしまい、顎の関節に悪い影響を及ぼすことがあるため、関節の治療もこの義歯を使いながら行います。
完成した治療義歯を装着
義歯の辺縁(淵)に特殊な材料を流します。このまま帰宅していただき普通の日常生活を送って頂きます。(無味無臭ですのでご安心下さい)
一週間に一度のペースでご来院いただき、当たるところの確認、修正を行います。調整にかかる回数は、以前の義歯をいれていた時の粘膜や関節の状態、咬み合わせの高さの問題などによって変わります。
調整が完了した治療義歯
調整の完了した治療義歯です。食事の際の口の動き、粘膜の動きが違和感なく、当たり・痛みのない義歯ができました。
寒天を用いてコピー義歯を作製
寒天を用いて治療義歯の型取りを行います。その鋳型に透明樹脂を流しこんで治療義歯と全く同じコピー義歯を作ります。
▼完成したコピー義歯
透明な樹脂を固めてコピー義歯が完成しました。
最終的な入れ歯の精密な型取りと咬み合わせの記録をとります
▼精密な型取り
最終的な入れ歯を作製するため、コピー義歯を利用して、さらに精密な型取りをします。
※周りについている白い材料が型取り材料です。
▼精密な咬み合わせを記録
同時に精密な咬み合わせの記録を取ります。ピンク色の材料に咬み合わせの位置が印記されます。
最終的な義歯を作製
完成したバイオエコロジカルエステティックデンチャーを装着
出来上がったバイオエコロジカルエステティックデンチャーを患者さん自ら入れて頂き、最終調整をします。
当たりや違和感はほとんどなく、調整は数回で終了しました。
完全に口の動きに合っているので、本来の総義歯の欠点である大きく口を開けると落ちるということもありません。ハンバーガーも食べられます。豚カツもかじって食べることができます。繊維のある野菜や、沢庵も咬めます。何でも美味しく食べることができ、人生を楽しんで頂きたいのが私達の願いです。
治療期間 | 約4ヵ月 |
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治療費用 | 上下/1,672,000円(税込) |
リスク・注意点 | ・入れ歯作製後は、毎日のケアと定期メンテナンスが必要となります。 ・顎骨や咬み合わせのズレが大きい場合には、治療義歯での調整が長くなる場合があります。 |
総入れ歯・部分入れ歯を新調してお悩みを改善した症例
▼コンプリートデンチャーで咬み合わせの回復を行った患者さまの症例をご紹介します。
右上前から3番目の歯、4番目の歯がグラグラする、噛むと痛い、それに伴い上顎の入れ歯が動いてしまう事によって、噛むことができないことを主訴に来院されました。
前から3番目と4番目の歯は、連結したクラウン(被せもの)でグラグラと動く状態でした。それに伴い、上顎に装着している部分入れ歯も安定せず上下に動く状態でした。
下顎の入れ歯はこれまで何回か作ったそうですが、いずれも全く合わず、使用されていない状態でした。上顎の入れ歯は入れていないと見た目が悪いので、入れていたとのことです。
これまでの入れ歯治療では苦労していたようで外出や友達との旅行も、食事ができないため、引きこもり状態になっているようでした。ご友人の紹介で当院にご来院され、お口に合った入れ歯を作製したいとの事で、自費での治療をご希望されました。
入れ歯治療を実施する前に
- 部分入れ歯の支柱にしていた右上の歯は抜歯をする事。
- 上顎は総入れ歯、下顎は部分入れ歯で対応する事。
- 歯を抜歯すると同時に、治療用入れ歯を上顎・下顎に入れて食事が可能な状態、審美性を維持する事。(患者様がなによりも心配されていましたが、お話して安心して頂けました。)
- 入れ歯の設計・残存歯の処置(形態の修正等)の必要性・治療費用など。
説明を丁寧に行い、患者様に同意をいただいてから治療を開始致しました。
治療用入れ歯(プロビジョナルデンチャー、プロビジョナルレストレーション)を作製
▼写真は製作工程です。
治療用入れ歯は、失われた咬み合わせの高さ、左右、前後の位置関係、審美性の回復をシミュレーションする重要なものです。長い期間にわたって咬み合わせの不調和があると、顎関節に問題が起きていることも多いので、治療用入れ歯は、本入れ歯の完成前に色々な側面から観察・診断をするための優れた診断装置なのです。歯の治療、歯周病などの治療を進めながら、この治療用入れ歯を用いて自然な関節の動きの回復をおこなっていきます。
治療用入れ歯を使用する前と使用後の比較(治療開始から約1ヶ月後)
初診時来院時の写真と、治療用入れ歯を使い始めてから1ヵ月程度経過後の、顔貌の変化を見てみましょう。
どうでしょうか? 顔貌の正中線の変化、唇の張り感、顔面咀嚼筋群の豊隆感の違いがわかりますか?患者さんの顔色も良くなり、健康的に見えないでしょうか?
抜歯した場所の治癒を観察しながら、治療用入れ歯にて咀嚼(ご飯を食べる)、発音、審美性に満足を得られた状態を確認。ここまで出来て初めて、本入れ歯を入れるための準備が整ったと言えます。どの歯科治療も早いだけが良い治療ではありません、見切り発車は絶対に良い結果は生まないものです。
本入れ歯の作製(下顎前歯の補強・印象採得・部分入れ歯作製)
ここからは本入れ歯が、より患者様のお口に合うように精度を上げるための工程を行いながら、治療を進行して行きます。一度、治療入れ歯で調整を行っていますのでスムーズに治療を進める事が可能となります。
▼入れ歯の支柱となる下顎前歯を金属で補強します
▼歯型・お口の形を採取
上顎の総入れ歯の前歯は技工所で作製するのではなく、ドクターや歯科技工士(入れ歯などを作製する職人)が診療に立ち会い、口腔内で調整を行いながら歯を並べて行きます。その際に、治療用入れ歯と同じ歯の並び方にする事で、口腔内と適合が高い入れ歯の作製が可能となります。
※この過程は普段、患者様は見ることはありませんが参考までに。
▼下顎の部分入れ歯が完成
総入れ歯の完成~入れ歯装着
プロビジョナルレストレーション(治療仮歯、治療用仮入れ歯)の重要性
入れ歯に限らず、歯の治療の場合も同じ治療用仮歯を必要とします。お口の中で実際使用してシミュレーションする重要な治療行為で、当院の治療では必須のものとなります。
プロビジョナルレストレーションとは、プロ(前に、最初に)ビジョン(見る、観察する)レストレーション(修復、補修)をつなげた歯科の造語です。
治療前に観察する修復手段をいい、机上の空論ではなく実際にお口に装着して、状態を確認する事ができる唯一の方法です。先に述べた関節の異常を有した患者様には、とても重要な工程となります。プロビジョナルレストレーションを歯に装着後、普通に生活していただき、今まであった不快事項の消失を行う事によって、スムーズに最終補綴へ移行する事ができます。一番大変で、時間の要する治療ではありますが、快適な入れ歯生活をお過ごし頂くためにとても大事な工程と言えます。
※保険適用ではないのが残念ですが、時間をかけてしっかり口腔内を整える事によって、作製する入れ歯の長期維持が実現可能となります。
使用中の入れ歯に違和感を感じたら早めに調整や修理をしましょう
長い間、合わない入れ歯を使用されていた方や、合わない入れ歯が嫌で使用していなかった場合
・咬み合わせの不調
・顎骨関節の位置のズレ
・歯の高さの位置のズレ
などが予想されます。程度にもよりますが、大きくズレている場合には治療用入れ歯の効果も半減してしまい、口腔内での改造や修正を重ねつつ、改めて、もう一つの治療入れ歯を必要とすることもあります。顎骨への負担も大きく、治療期間も長くなってしまいますので、ご使用中の入れ歯に違和感を感じましたら、一度歯科医院にて診断、検査をおすすめ致します。
治療期間 | 1年3ヵ月 |
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治療費用 | 2,695,000円(税込) ※特殊型取り法(アルタードキャストテクニック)が必要な場合は別途型取り料がかかります。 |
リスク・注意点 | ・入れ歯作製後は、毎日のケアと定期メンテナンスが必要となります。 ・顎骨や咬み合わせのズレが大きい場合には、治療義歯での調整が長くなる場合があります。 |
入れ歯治療を受けるにあたっての注意点について
入れ歯は保険・自費でのどちらでも作製が可能ですが、保険で作製する入れ歯は決められた素材・工程での作製となるため、見た目をはじめ、適合性などに限界がございます。また、自費で作製する入れ歯の種類によっては、外科処置や残存歯の切削が必要となります。
さらに、入れ歯治療後は適切な咬み合わせを維持していただくために、毎日のお手入れと定期メンテナンスが必要となります。
入れ歯治療(総入れ歯・部分入れ歯)の料金
※下記金額は全て税込です。※料金は変更となる事がございます。
総入れ歯
名称 | イメージ | 特性 | 料金(税込) |
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暫間義歯 (治療義歯) |
抜歯した後に歯ぐきの回復をまって、回復後の歯ぐきの状態に合わせて本番の入れ歯を作りますが、回復を待っている間に装着するリハビリ・治療用の暫定的な入れ歯のことです。現在の歯科医療保険制度では、この暫定入れ歯は保険適用にて作ることができません。 | 22,000~66,000円 /片顎 |
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金属床 | 義歯床が薄く張り付くようなでフィット感です。自然な舌感で熱も感じるので食事のストレスもありません。丈夫で破折しにくいうえ、変形もほとんどしません。 金属部に体に安全とされる金を使用することもできます。 チタンを使用することで、軽くすることも可能です。 また、チタンは体内に埋め込むことができるほど生体親和性に優れており、金属アレルギーの最も少ない金属です。 美しさ:★★★★ 耐久性:★★★★ |
550,000~880,000円 | |
バイオエコロジカルエステティックデンチャー | 口腔内の筋肉や粘膜を正確に読み取る 特殊な方法で型取りをし、製作される 入れ歯です。審美的にも機能的にも強度的にも優れており、 各個人の口腔内で最大限の能力を発揮します。 美しさ:★★★★★ 耐久性:★★★★★ |
1,540,000~1,650,000円 |
▼部分入れ歯
名称 | イメージ | 特性 | 料金(税込) |
---|---|---|---|
暫間義歯 (治療義歯) |
抜歯した後に歯ぐきの回復をまって、回復後の歯ぐきの状態に合わせて本番の入れ歯を作りますが、回復を待っている間に装着するリハビリ・治療用の暫定的な入れ歯のことです。現在の歯科医療保険制度では、この暫定入れ歯は保険適用にて作ることができません。 | 22,000~66,000円 /片顎 |
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金属床(コバルトクロム) | 義歯床が薄く張り付くようなでフィット感です。自然な舌感で熱も感じるので食事のストレスもありません。丈夫で破折しにくいうえ、変形もほとんどしないため、固定する残存歯を傷つけずにすみます。 美しさ:★★★★ 耐久性:★★★★ |
1~3歯(片側・両側) 275,000~440,000円 4~7歯 495,000~660,000円 8歯以上 660,000~770,000円 |
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金属床(金) | 長い間、体に安全とされる金は入れ歯用材料として使用され、信頼性も実績も高い材料です。仕上がりの美しさ、鋳造性に優れ、バネをかける他の歯のダメージを少なくします。 美しさ:★★★★ 耐久性:★★★★ |
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コーヌスクローネ精密義歯 | 取り外しのできるクラウン・ブリッジのような、精巧な入れ歯。 残っている歯に金属のバネをかける入れ歯とは違い、土台となる歯に茶筒本体と蓋の原理のように ぴったりと冠をはめ込み、残っている歯や根っこの部分の負担を軽減させます。金属のバネもないので、審美性に優れています。 美しさ:★★★★ 耐久性:★★★★★ |
ハイブリッド コーヌス外冠(1歯) \99,000 インプラント内冠(1歯) \99,000 コバルトコーヌス内冠(1歯) \99,000 型取り・試適1回 \3,300 本体 \550,000 |
戸塚区にて入れ歯についてのお悩みをお持ちの際には当院まで
東戸塚アルプス酒井歯科医院では入れ歯の製作にもこだわりを持っております。現在ご使用の入れ歯の修理、また作り替えにも対応させて頂きますので、入れ歯についてのお悩みをお持ちの際には、ぜひ当院までご相談を頂ければと思います。