セラミックとホワイトニングによる審美治療の症例
セラミックとホワイトニングによる審美治療の症例
こちらの患者さまは上顎前歯4本を治したいとの主訴で来院されました。初診時、左上1番は他院にて仮歯を入れた状態でした。
右上2番は歯根の先に病巣があったため、まずは精密根管治療を実施する計画を立てました。
精密仮歯の装着・ホームホワイトニングの実施
右上2番は精密根管治療後に腐食しない性質を持つゴールドポストコアをセットしました。健康な歯肉状態を保つために、プロビジョナルレストレーション(精密な仮歯)を作成し、4本の歯に装着しました。
また、全体的に歯の色を改善するため、仮歯の期間にホームホワイトニングを並行して行いました。
歯の生え際の仮歯のラインが良くないと歯肉は炎症をおこしてしまいます。また、歯の豊隆(膨らみ加減)が良くないこともプラークを貯めてしまう一因となってしまいます。
精密に仕上げた仮歯を装着したことで、根の治療期間や年末年始の治療中断期間、ホワイトニング期間など、長い仮歯の状態でも生活面や歯周組織にも支障がないようにできました。
白くなった隣に合わせて最終的に被せるジルコニアセラミックスの色を決定しました。
ジルコニアセラミックスの装着・治療完了
完成したジルコニアセラミックスを上顎前歯に装着し、咬み合わせを調整して治療完了です。主訴であった前歯の見た目が改善され、患者さまに喜んでいただけました。
年齢・性別 | 30代 女性 |
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治療期間 | 1年1ヵ月 |
治療回数 | 14回 |
治療費 | 726,000円(税込) |
リスク等 | ・部分的に強い力がかかると、かぶせ物が欠けたり、割れたりすることがあります。 ・ホワイトニング後は少しずつ歯の色が後戻りします。 |