ラウンドバー
投稿日:2019年4月10日
カテゴリ:未分類
今日は、酒井歯科医院にとってなくてはならない、もう一つの大事な削る道具についてお話します。
歯を削るときはほとんどが、ダイヤモンド粒子のついたダイヤモンドポイントを使いますが、虫歯になってしまい柔らかくなってしまった部分には、ラウンドバーというものを使います。
黒または茶色の明らかに虫歯だという部分は、ダイヤモンドポイントで効率良く削ります。ですが、ダイヤモンドポイントだけしか使わないとなると、削り過ぎてしまいまう可能性があります。ダイヤモンドポイントは何でも削れますから、虫歯になっていない健康な象牙質も削ってしまうのです。
このラウンドバーは軟化象牙質という虫歯になっている柔らかい象牙質のみを、選択的に削ることができます。硬いものは削れません。
また、このラウンドバーは、コントラアングルにつけて使います。これはエアータービンのように高速ではありません。5倍速コントラアングルよりも、さらに低速のものにつけて使います。神経に近づいてきた虫歯を削るときに、このコントラアングルラウンドバーを用いることによって、神経を摩擦熱からまもることもできます。
削りすぎず、摩擦熱から守る、このラウンドバーは素晴らしい!
■ 他の記事を読む■