なるべく歯を削らない治療
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虫歯の早期発見と切削法にこだわり削ることを最小限に
虫歯になってしまった以上、歯を削ることは避けては通れません。では、どこで虫歯治療を受けても結果は同じでしょうか?答えは違います。セカンドオピニオンは皆さんご存知だと思いますが、医療は執刀医によって診療方針は違います。当院ではできる限り歯を削る面積を小さくするために、虫歯の早期発見と虫歯の削り方にこだわっております。
虫歯の早期発見のために
まずは虫歯の早期発見についてですが、虫歯は1日にしてなりません。最初はごくごく小さな状態から少しずつ大きくなっていきますので、いかに早期に発見できるかが重要です。
う蝕検知液の使用
う蝕検知液とは、虫歯組織のみを染め出す液体です。歯面に塗ることで肉眼で見落としてしまいがちな虫歯組織を視覚化し、見逃しを防ぎます。
定期検診によるチェック
3~4ヶ月に1度の歯科検診にお越しいただき、歯科衛生士によるチェックを受けていただくことで、虫歯を早期発見します。また、歯のクリーニングやフッ素塗布により虫歯に強い歯を作ります。
切削面積の最小化のために
虫歯を削るときにも一工夫こらすことで、切削面積を最小化することができます。当院では下記の工夫により、できる限り歯を削らないようにしております。
視野の拡大
治療時の視野を、マイクロスコープや歯科拡大鏡の使用により拡大します。
視野を明るく照らし、細かく見えるので、虫歯と健康な歯質のギリギリの境目を適切に見極めることができ、精密な治療を行うことができます。
虫歯組織だけを丁寧に削り取る
削り方にも一工夫です。ドリルの回転を落としゆっくりと回転するバーで削ることにより、柔らかい虫歯の部分(感染象牙質)のみを除去することができます。
時間はかかりますが、健康な歯質を傷つけず虫歯組織のみを削り取ることができます。
かぶせ物よりもつめ物、つめ物よりもダイレクトボンディング
削ったあとにあとに選択する修復治療の種類も重要です。当院では、予後の安定が保たれることを前提として、最も侵襲の少ない治療の選択肢を選ぶようにしています。被せ物が1番多く歯を削ることになります。ついでつめ物、もっとも歯を削らないのがダイレクトボンディングやCR充填と呼ばれる治療です。当院ではできる限りダイレクトボンディングやCR充填で済むような切削を意識して、必要最小限の切削を行っております。
セラミック矯正についてご注意ください
昨今流行しているセラミック矯正。歯科矯正で歯並びを改善するのは時間もかかり負担も多い中で、削って被せるだけで芸能人のように白く整った歯並びを手に入れることのできるセラミック矯正は優れた治療に見えますが、当院では絶対に行いません。当院では再発しづらい治療にこだわっておりますが、数十年確実に保つ治療は存在しません。つまり、歯に人の手を加えた瞬間に歯の寿命のカウントダウンは始まってしまうのです。
その中で、健康な歯質を約半分も削ってしまうセラミック矯正は、将来の再発リスクを無視した治療であると言わざるを得ません。十分ご注意下さい。
戸塚区にて歯の削りを抑えた治療の歯科医院をお探しの方へ
東戸塚アルプス酒井歯科医院では、大切な患者様ご自身の歯を可能な限り残す低侵襲治療を行っています。戸塚区にて歯の削りを抑えた歯科治療をご希望の際には、当院までお気軽にご相談頂きますよう、お願い致します。